トイレ フランジ交換・便器組み立て
オーナー様からのご依頼で、賃貸マンションのトイレの組み立てをさせていただきました。
暖房洗浄便座は、何回か取り付けた経験があるのですが、解体されたトイレを組み立てるということはしたことがなく、当初は、協力業者へ依頼しようかと考えていたのですが、オーナー様と打ち合わせをしている際に、この状態であれば、自分でもなんとかできるのではないかと思い始め『何事も経験』と思い作業してまいりました。
今回、便器を取り外した経緯としては、便座と床の隙間から水が漏れている可能性がある為、新しい入居者様がご入居される前に、便器と配管を繋ぐ『フランジ』という部品を交換しておきたいとの事でした。
以前、他のお部屋で同様の事象があった際に、管理会社へ対応を依頼したら「便器一式を交換します。」ということになり、それなりの費用をお支払いされた経験もあり、ご自身で交換されようとお考えだったところ、急遽、ご予定ができた為、弊社にご依頼がございました。
あまり、頻繁に起こりやすい症状ではございませんが、もし同様の症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ご参考にしていただければと存じます。
尚、私の経験上、水回りの工事につきましては、水漏れなどの事故につながる恐れがございますので、できれば業者の方にご対応していただくことをおススメします。
手順1.
最初に、完成後のイメージを把握する為、フランジを配管に設置し、便器を置く位置を確認する。
手順2.
フランジを床に固定する。
写真の真ん中に移っているネジは、便座を固定する際に使用するネジです。
手順3.
便器側の設置時のイメージをする。(便器 → 白パッキン → パッキン → フランジ → 床の順になる。)
白パッキンは、接着面を便器に張り付けます。
手順4.
フランジの上にパッキンを置き便座を設置する。
パッキンの厚さがある為、便座設置時に便器と床の間に1cm程度の隙間ができますが、ネジを締め付けていくうちに隙間はなくなっていきます。
手順5.
トイレタンクを便座に設置する。
トイレタンクと便座を接続する際に使用しているパッキンも今回、新しく交換しております。
こちらも設置の際にパッキンの厚みがある為、最初は、隙間がございますがナットを締め付ける際に、隙間は埋まっていきます。
手順6.
暖房便座を設置する。
動作確認を行う。
・トイレが流れる
・トイレタンクに水がたまる → 満水後、水が止まる
・暖房洗浄便座の動作確認。(便座ヒーター・洗浄ノズルの動作確認)
・水漏れ箇所がないか確認。
便器を固定しているネジにキャップをかぶせる。
今回は、取付のみのご対応でしたので、それほど苦労はしませんでしたが、便器やトイレタンクを設置の際に、思っていた以上に隙間が空いていたので「大丈夫かな?」と不安に感じておりましたが、無事作業を終えることができました。
事前に、オーナー様の方で色々と準備をしていただいていたことが、スムーズに作業ができた要因だと思います。
弊社では、このような些細な事でもご相談いただければ、できる限りでご対応させていただきますので、何かご相談事がございましたらお気軽にお申し付けください。
あなた様からのご連絡を心よりお待ちしております。